2026/03/28

「LETSHUOER S12 Pro」圧倒的な解像感!平面駆動型イヤホンの大定番を徹底検証

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットの、なおです。

今回はイヤホン好きなら一度は憧れる「平面駆動型ドライバー」にフォーカスを当てて深掘りしていきたいと思います。


平面駆動型といえば、あの繊細で圧倒的な解像感が魅力ですが、「高い」「鳴らしにくい」といったイメージを持っていませんか?

今回は、平面駆動の定番と言われるほどオーディオファンからの評価が高い、LETSHUOER(レットシュオワー)の「S12 Pro」をレビューしていきます!


平面駆動型(平面磁界型)ドライバーとは?

レビューに入る前に、簡単に平面駆動型ドライバーの特徴をおさらいしておきましょう。

平面駆動型ドライバーは、薄い膜状の振動板全体に回路を配置し、磁石の間に挟んで全面を均一に振動させる構造になっています。主な特徴は以下の通りです。


・解像度が高く低歪み

・クリアで高速な応答性

・ダイナミック型に比べ音の立ち上がりが速く、繊細で音場の広い空間表現に優れる

・振動板が極めて薄く軽量(金属膜や特殊な樹脂)なため、最初から安定して動作し、物理的な「エージング」の必要性が非常に低い


LETSHUOER S12 Proの開封と豪華な付属品

LETSHUOERは2016年に設立された中国のイヤホンメーカーです。VGPアワードの受賞歴もあり、その実力は折り紙付き。今回はAmazonで購入しました。

開封して驚くのは、その豪華な付属品です!


イヤーピースが豊富:フォーム素材(3サイズ)とシリコン素材(2種類・各サイズ)が同梱。フォーム素材好きの私にはとてもありがたいです。

専用キャリングケース:そこそこ硬さのある、しっかりとした実用的なケースが付属します。

プラグ交換式ケーブル:なんと標準で2.5mm、3.5mm、4.4mmの3タイプのプラグが付け替え可能です!バランス接続もすぐに試せます。

その他:ケーブルバンド、マニュアル(日本語あり)、保証書、合格証など。


本体のハウジングは5軸CNC切削アルミニウム合金製で、直線的かつシンプルなデザインが非常にかっこいいです。コネクタは0.78mmの2pinを採用しています。


スペック概要

ここで「S12 Pro」の基本スペックを確認しておきましょう。


発売時期:2023年8月

ドライバー:14.8mm 平面磁気駆動ドライバー

周波数特性:20Hz~20kHz

感度:102dB ± 1dB

インピーダンス:16Ω ± 1Ω

ハウジング素材:5軸CNC切削アルミニウム合金

付属ケーブル:4芯 銀メッキ単結晶銅ケーブル(約1.25m / プラグ交換式)

重量:約5g (片側)

実売価格:25,000円前後


大口径の14.8mmドライバーを搭載しながら、ハイレゾ認定も受けています。ハウジングやケーブルの素材にも妥協がありません。


気になった点とリケーブルについて

製品のデザイン、付属品ともに文句なしだったのですが、1点だけ残念なことがありました。

それは標準ケーブルの耳掛けカーブが私の耳には合わなかったことです。しっかり耳に引っ掛けようとするとハウジングが浮いてしまい、正しく装着できませんでした。とても質の良いケーブルなだけに少し残念です。

そこで今回は、同じく単結晶銅銀メッキが使われている「BQEYZ WIND」の付属ケーブル(4.4mmバランス)にリケーブルをして試聴を行いました。プレイヤーは「Shanling M5 Ultra」を使用し、エージングは行っていません。


S12 Pro 音質レビュー

・装着感

金属筐体ですが、耳への収まりは非常に良いです。小ぶりで軽く(片側約5g)、長時間つけていても全く疲れません。リケーブルができるので、標準ケーブルが合わなかった問題もクリアできました。

・全体的なバランス

寒色でも暖色でもなく、非常にバランスが良いです。

「ドンシャリかな?」と思いきや、中音域もがっつり出ています。平面駆動にありがちな「おとなしい音質」という懸念は全くの杞憂でした。正確で原音に忠実なサウンドなので、どんな音楽ジャンルにも合います。「あれ、この曲こんな音鳴ってたっけ?」と思う瞬間が必ず出てきます。

・高音域

シャープでエッジの効いた音ですが、音量を上げても決して刺さる感じはありません。ストリングスやパッド系の音がとても繊細に響きます。

・中音域

ボーカルがぐっと前に出てきます。声の質、艶、息遣いがリアルで、高音や低音に埋もれることは一切ありません。

・低音域

弱くなく強すぎず、誇張もされない非常に良いバランスです。輪郭がくっきりしており、長時間聴いていても耳疲れしないチューニングです。低音好きな私にとっても、全体のバランスを崩さないこの絶妙な低音は「これくらいで十分」と思わせてくれます。

・空間表現・臨場感

適切な褒め言葉が見つからないほど素晴らしいです。

リバーブの残響音が深く、どこまでも響く空間の広さに言葉を失います。ライブ音源を聴けば、会場で拍手しているお客さんの手の大きさまで想像できるような、圧倒的な臨場感があります。

・鳴らしやすさについて

平面駆動型は「鳴らしにくい(アンプのパワーが必要)」と言われがちですが、S12 Proはインピーダンス16Ω、感度102dBと、比較的鳴らしやすい部類に入ります。

スマートフォンの直挿しでもそこそこの音量は取れますが、やはりドングルDACやDAPなどを使ってパワーをかけてあげたほうが、このイヤホンの本領を発揮してくれます。


まとめ:こんな人におすすめ!

結論として、LETSHUOER S12 Proは純粋な平面駆動を求めている方にとてもおすすめです。

多ドラ構成で平面駆動が入っているイヤホンも良いですが、平面駆動単体でも十分すぎるパワーを感じることができます。


1万円、2万円クラスからステップアップしたいけど、絶対に失敗したくない方

バランス接続を手軽に試してみたい方

平面駆動型の入門機を探している方


そんなワガママな要望に、これ1台で全部応えてくれます。

皆さんもぜひ、この圧倒的な解像感と空間表現を体験してみませんか?


それではまた、次のガジェットでお会いしましょう!

2026/03/21

スマホ専用ラベルプリンター「テプラ PRO MARK」徹底レビュー!整理整頓が劇的におしゃれに

 みなさんこんにちは。ガジェットバジェットの、なおです。

突然ですが、みなさんお部屋の片付けは捗っていますか?

「収納ケースを買ったはいいけど、中に何が入っているか分からなくなって結局散らかってしまう……」そんな経験、ありますよね。

今日ご紹介するのは、そんな整理整頓の悩みを劇的におしゃれに解決してくれるアイテムです。それが、キングジムの 「テプラ PRO MARK(SR-MK1)」 。



従来の事務用品のイメージを覆す、スマホ専用の最新ラベルプリンターなんです。今回は、このMARKを使ってどれくらい簡単におしゃれなラベルが作れるのか、実際に徹底レビューしていきます!


開封&外観チェック:インテリアに馴染むデザイン

今回はAmazonで購入しました。

箱を開けると、マニュアル(保証書兼用)と本体が入っています。付属品は特にありません。

本体を取り出してみると、サイズ感は「小さめの弁当箱」くらい。私が選んだのはベージュカラーですが、他にはブラックもあり、どちらも落ち着いた色合いでインテリアに馴染むいい感じです。



寸法:幅54 × 奥行き133 × 高さ145 mm

重量:約473g(テープ、電池なしの状態)


側面を開けるとテープカートリッジをセットでき、背面には別売のAC電源ポートがあります。単三電池6本(ニッケル水素電池も対応)でも動くので、コードレスで使うことも可能です。

テプラ PRO MARKの基本スペック

気になるスペックをサクッとまとめました。私が購入したのはベージュ(SR-MK1ヘー)です。

品番:SR-MK1ヘー / SR-MK1-BK

印刷方式:熱転写PRO印刷方式

プリンタ:サーマルヘッド(360dpi・256dot)

最大印刷可能幅:18.1mm

対応カートリッジ:PROテープカートリッジ(4、6、9、12、18、24mm)

カッター:オートカッター

電源:2way電源(ACアダプタ、または単3形電池×6本 ※すべて別売)

インターフェイス:Bluetooth接続


解像度は360dpiと高く、幅広いテープサイズに対応しています。電池駆動も便利ですが、頻繁に使う場合やオフィス利用が前提なら、別売のACアダプタ(2,000円弱)を一緒に買うのがおすすめです。

要注意!Bluetoothペアリングの罠

さて、Bluetoothのペアリングをしていこうと思ったのですが……なんとマニュアルにペアリングの記載がありません。

ネットで調べてみると、問い合わせもかなり多いポイントのようでした。

私はAndroidユーザーなのですが、手順としては 「まず端末側のBluetooth設定から手動で接続し、その後アプリを起動して作成画面の右上から接続する」 という少し遠回りな道のりでした。

購入された方は、この最初のペアリング手順に少し注意してくださいね。

2つの専用アプリを使い比べ!

MARKには「TEPRA LINK2」と「Hello」という2つの専用アプリが用意されています。それぞれの特徴と使い勝手を比較してみました。

さっと作るなら「TEPRA LINK2」

こちらは「かんたん操作で、すばやくラベルを作成」できるアプリです。

使用する際に位置情報などの権限を求められる点には少し戸惑いましたが(正確な位置情報まで要求されます)、文字を入力して印刷ボタンを押すだけで、本当にあっという間にラベルが完成しました。実用性重視の方にぴったりです。

こだわって作るなら「Hello」

「デザインを選んで、こだわりのラベルを作成」できるアプリで、位置情報などの権限要求はありませんでした。

キャラクターものやデザイナーさんが作成したおしゃれなテンプレートが多数用意されています。今回は12ミリの透明テープを使って、QRコード付きのラベルを作ってみました。URLを入力するだけで自動生成してくれて、スマホで読み取ってみるとバッチリ機能しました!デザインセンスに自信がなくても、お店のようなラベルが作れます。

MARKのメリット・デメリットまとめ

ここまで実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを整理します。

メリット

・圧倒的なデザイン性と手軽さ

机の上に出しっぱなしでもインテリアに馴染み、思い立った時にすぐスマホから印刷できます。

・高解像度で印刷が綺麗

キーボード付きの従来機と比べても印刷が美しく、Helloアプリを使えば高度なデザインも可能です。

・アップデートの楽しみ

スマホ専用ならではの強みとして、アプリの更新で新しいテンプレートや絵文字がどんどん増えていきます。


デメリット

・初期コストが少し高め

本体価格が1万5千円前後とラベルプリンターとしては少し高めで、カートリッジや電源(電池・ACアダプタ)が別売なので揃える必要があります。

・スマホが必須

本体に物理キーボードがないため、スマホがないと一切操作ができません。


まとめ:形から入る人には最高のモチベーションツール

今回は、キングジムの「テプラ PRO MARK」をご紹介しました。

ラベルを作るという作業が楽しくなり、それがきっかけで整理整頓のモチベーションがグッと上がる、そんな素敵なガジェットでした。新生活で部屋を片付けたい方や、デスク周りをおしゃれに整理したい方は、ぜひチェックしてみてください!


それではまた、次のガジェットでお会いしましょう!


2026/03/14

【周辺機器】もうスプレー缶はいらない!150m/sの爆風…最新エアダスターの威力が想像を超えていた件

 PC周りのホコリ、気になりませんか?

これまで使い捨ての「缶のエアー」を使っていた方に朗報です。

今回は、業界最強クラスの風速叩き出す、新型電動エアダスターをご紹介します。


今回は2種類のエアダスターを、実際に使ってみて感じた「威力」と「使い勝手」を本音でレビューします。


・zepan FE-J35

まずは楽天で購入したzepan FE-J35から見ていきましょう。

スペックはこちら。

【zepan FE-J35】

モーター回転数:130,000 RPM
風速:52m/s
風速調整:無段階
LEDライト:あり
吸引フィルタ:あり
バッテリー:4000mAh x2
連続使用時間:180分
ノズルの数:5種類
重量:280g
価格:6,980円(楽天)

こちらは余裕で缶ダスターを超える風力を持ちながら、クリーナーとしても使えてしまうアタッチメントが付属しています。

ホコリを吹き飛ばすだけではなく、吸い込んできれいにすることもできます。

LED点/消灯のタッチボタンが少々、反応鈍いのですが、これは個体差でしょうか?

それを除けばとても優秀なダスター兼クリーナーです。


・CoolDove エアダスターW23

続いて、CoolDove エアダスターW23のスペックを見ていきましょう。

【Cooldove エアダスターW23】

モーター回転数:300,000 RPM
風速:150m/s
風速調整:無段階+4段階
LEDライト:あり
吸引フィルタ:なし
バッテリー:7500mAh
連続使用時間:200分
ノズルの数:4種類
重量:232g
価格:6000円前後?

特筆すべきはやはり風速。従来の電動エアダスターとは桁違いのパワーを持っており、「風」というより「衝撃波」に近い感覚です。

動画を見ていただけたらわかりますが、500円玉が画面外まで吹き飛んで行くのは見ていて気持ちいいです。
軽いキーボードなら本体ごと吹き飛ぶ勢いですね。
こちらにはクリーナーのアタッチメントはないですが、圧倒的なパワーを持っています。

暗い場所でも安心のLEDライト

先端に搭載された高輝度LEDライトが非常に優秀です。PCケース内部やデスクの下など、影になって見えにくい場所のホコリもしっかり視認しながら掃除が可能です。

洗車やアウトドアでも活躍する多機能性

この製品、実はPC掃除だけではありません。パワーがあるので、洗車後のドアミラーやグリルの水滴飛ばしにも使えます。

またキャンプでは、火起こしの送風やテントの水滴飛ばしにも活躍しそうですね。

ノズルを交換することで、空気入れとしても使える汎用性の高さもポイントです。


メリットとデメリット

メリット

缶スプレーを買うコストがかからない(長期的コスパ◎)

圧倒的な風量で時短になる

コンパクトで持ち運びやすい


デメリット

動作音はそれなりに大きい(ドライヤー強程度)

充電時間が約2.5時間必要


・まとめ:ガジェット好きなら一台持っておくべき

初期投資として数千円はかかりますが、使い捨て缶を買い続けるコストと手間を考えれば、すぐに元が取れる製品です。何より、この圧倒的な風量でホコリを吹き飛ばす「爽快感」は、一度味わうと手放せなくなります。

デスク周りを常にピカピカに保ちたい方は、ぜひチェックしてみてください。


2026/03/07

【逆転の発想】静音化はもう古い?キーボードを「騒音化」してみた

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットの、なおです。

以前、当チャンネルの初動画として「青軸をオフィスで使うとどうなるか」という検証を行いました。

結論は言うまでもなく、「打鍵感は最高だが、音が大きすぎて静かなオフィスには不向き」というものでした。

それ以来、流行りの「コトコト」「ポツポツ」といったクリーミーでマイルドな打鍵音を求めて模索を続けてきましたが、ふと思ったのです。

「自宅で使うなら、打鍵音が大きくてもいいのでは?」

周囲に気を遣う必要がないなら、自分が気持ちよくなる音を追求してもいいはず。

ということで今回は、流行りの静音化とは真逆の方向、その名も「騒音化」に挑戦します。目指すは、キーを打つたびに44口径の拳銃をぶっ放すような打鍵感です。


騒音化のための戦略

世の中には「バックリングスプリング方式」という轟音キーボードも存在しますが、今回はあくまで一般的なメカニカルキーボードのパーツ互換性を維持したままカスタムを行います。

AI(Gemini先生)に助言を求めたところ、以下のポイントが挙がりました。

・アルミ筐体を使う: 音を反響させるため。

・中を空洞にする: 音が吸収されないように吸音材を排除する。

・キースイッチ: 「Kailh Box Navy」がおすすめ。


これらを元に、今回のプロジェクトを進めていきます。


使用する機材とコスト

基準となるベース機には、AliExpressで購入した格安アルミキットを選びました。


筐体: Leobog Hi75C(有線のみモデル)

価格: 5,598円(購入時)


バッテリー内蔵モデルだと空洞化の際に邪魔になります。

有線モデルなら中身を空っぽにしても技適や安全面の心配が少ないのがメリットです。


カスタム工程:徹底的な「吸音材排除」

1. 開封と分解

届いたLeobog Hi75Cは、案の定箱が凹んでいましたが中身は無事。

マットな黒のアルミ筐体で、重量感もあり質感は悪くありません。早速分解していきます。

2. フォーム類の撤去

通常、良い打鍵感を作るために重要視される「Poronフォーム」や「ガスケットマウントのスポンジ」。今回はこれらをすべて取り払います。


トッププレート下のPoronフォーム → 撤去

基板下のPoronフォーム → 撤去

底面の透明フィルム → 撤去

ガスケット(スポンジ) → 撤去

ただし、基板とアルミ筐体が直接触れるとショートする危険があるため、基板裏には絶縁用のマスキングテープを貼り付けました。

3. 真鍮プレートへの換装

スカスカになった内部に響かせるため、トッププレートも変更します。

今回は奮発して真鍮製(Brass)プレートを用意しました。硬く、重く、吸音とは無縁の素材です。

スイッチには、Gemini先生おすすめのクリッキータイプ「Kailh Box Navy」を採用。真鍮プレートとの相性は抜群とのこと。

完成!打鍵音と騒音値の結果は?

見た目は黒筐体に黒キーキャップの落ち着いたキーボードですが、中身は凶暴な仕様になっているはずです。

実際に打ってみると……

「重く、硬く、そして響く!」

騒音計で計測してみたところ、最大で72.6dBを記録しました。

ただ、数値以上に「指に返ってくるクリック感」と「金属的な反響音」があり、妙な爽快感があります。

気になった点

フォーム類を全て抜いてガスケットも排除したため、内部で少しガタつきが出てしまいました。また、スイッチの位置が若干低くなり、ストローク感に変化が出ています。

筐体内で反響させるためには、トッププレートを固定しつつ吸音しない素材でスペーサーを噛ませるなどの工夫が必要かもしれません。

まとめ:今回のパーツ構成

今回は約1.5万円で、非常にユニークな打鍵感のキーボードが完成しました。

静音化に飽きた方は、一度「騒音化」の世界を覗いてみてはいかがでしょうか?

※価格はAliExpressでの購入時のもので変動します。

【使用パーツ一覧】

・本体:Leobog Hi75c                 ¥5,598

・キースイッチ:Kailh Box Navy 90pcs    ¥3,479

・トッププレート:Hi75/Hi75c用真鍮製   ¥3,742

・キーキャップ:133keys Side-Printed    ¥1,987

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計                                                                                ¥14,806


それではまた、次のガジェットでお会いしましょう!


2026/02/28

ダイソーの「ラジカセ風Bluetoothスピーカー」をレビュー&分解!1100円でこのエモさは買いか?

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットのなおです。

今回は、みんな大好きダイソーで見つけた面白いガジェットをご紹介します。

その名も「ラジカセ風Bluetoothスピーカー」

価格は税込み1100円。

「あくまでラジカセ風」なのでラジオもカセットも聞けませんが、この昭和レトロなルックスに惹かれて思わず購入してしまいました。

見た目だけのイロモノなのか、それとも実用的なスピーカーなのか。分解までして徹底的にチェックしていきます。


外観と機能チェック:あくまで「風」を楽しむ

まずは開封して外観を見ていきましょう。

私は黒を選びましたが、カラーバリエーションとして赤もあるようです。

本体を取り出してみると、ピカピカのプラスチック製で質感は非常にチープ(笑)。良くも悪くも1100円クオリティです。

物理ボタンは上部に4つ(電源、プラス、マイナス、プレイボタン)配置されています。

一番気になるカセットデッキ部分は…残念ながらシールが貼ってあるだけで、蓋が開くなどのギミックはありませんでした。ここが開いてSDカードを入れられたりしたら最高だったのですが、さすがにコスト的に厳しかったようです。

主なインターフェース

・ 背面:SDカードスロット、USB Type-Cポート(充電用)

・ 本体下部:謎のゴム足(後述)

ちなみにパッケージには「ラジオ機能はありません」「USBケーブルは付属しません」といった注意書きのオンパレード。購入時はご注意ください。


スペック詳細

Bluetoothでスマホと接続してスペックを確認します。

ペアリング自体はスムーズで、デバイス名「X05」として認識されます。

【主な仕様】

・ モデル名:X05

・ 通信:Bluetooth 5.0

・ コーデック:SBCのみ

・ 重さ:130g(実測約124g)

・ スピーカーサイズ:30mm

・ 出力:3W(4Ω)

・ 再生周波数帯域:20Hz-20KHz

・ 電池容量:1200mAh

・ 再生時間:約2時間(70%音量時)

コーデックはSBCのみ、Bluetooth 5.0と、仕様としては一昔前のスペックですが、この価格帯でLDACやaptXを求めるのは酷でしょう。オーディオ機器としてスペックを追求するよりは、割り切って使うタイプの製品です。


禁断の分解!中身はどうなっている?

本体背面にあるゴム足のようなスポンジ、これがどうしても気になったので剥がしてみました。

予想通り、隠しネジが出てきました。

というわけで、保証対象外になりますが分解して中身を見てみます。


内部構造の発見


バッテリー

なんと、中華系フラッシュライトなどでおなじみの「18650 リチウムイオン電池」が入っていました!これなら知識がある人ならバッテリー交換ができそうです。

基板とチップ

型番不明のチップと、プリント基板アンテナのようなものが見えます。ラジオ機能はないため、シンプルにBluetoothとオーディオ処理用でしょう。

スピーカー

「4Ω 3W」の記載があるスピーカーユニットが搭載されています。配線を見る限り、ステレオかモノラルかの判別は微妙ですが、構造的にはモノラル駆動の可能性が高そうです。


音質レビュー:あえての「ローファイ感」がエモい

肝心の音質についてですが、オーディオ好きの目線で正直に言うと「中・低音寄りでこもり気味」です。

解像度は高くなく、音が団子になっている箇所もあります。

ただ、これが「悪い」かと言うと、そうでもありません。

あえてmp3の圧縮率を高めに設定したサザンやユーミンなどを再生すると、この程よいローファイ感が最高にエモいのです。

80年代の音楽を聴くなら、ハイレゾでクリアに聴くよりも、少し音質の悪いラジカセや古いアンプを通した方が雰囲気が出ることがありますが、このスピーカーはまさにそんな音を出してくれます。ダイソーさん、まさかこれを狙っていたのでしょうか…?

使用上の注意点

・ 音量MAXにすると高域が歪んだり低域が割れたりします。7~8割くらいの音量がベストバランスです。

・ 動画視聴時の遅延は、YouTubeやプライムビデオ程度なら気になりません(ゲームは厳しいかも)。

まとめ:どんな人におすすめ?

結論として、1100円でこの音と見た目なら、ガジェット好きとして「一回試してみる価値アリ」です。

おすすめの使い方

・ 作業用BGM機として

SDカード(mp3のみ対応)にお気に入りの曲を入れて流しっぱなしにする。「しっかり聴き込む」より「雰囲気を作る」用途に最適です。

・ インテリア兼ネタ枠として

見た目のインパクトがあるので、部屋に置いておくだけでも話のネタになります。

本格的なオーディオ体験はできませんが、1100円で楽しめる「ラジカセ風」としては非常に優秀だと思いました。

気になった方はぜひダイソーで探してみてください。

それではまた、次のガジェットでお会いしましょう。


2026/02/21

【BTTF40周年】デロリアンの「タイムサーキット」が置時計に!Gakkenムック本を開封&レビュー(辛口?)

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットのなおです。

映画ファンなら誰もが知る名作SF「バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)」。

1985年の公開から、なんと2025年で40周年を迎えました!記念上映やグッズ販売など、ファンにはたまらないイベントが目白押しでしたね。

そんな40周年記念アイテムの一つとして、あるアイテムが発売されているのをご存知でしょうか?

そう、デロリアンに搭載されていた「タイムサーキット」です!


劇中でドク(エメット・ブラウン博士)がタイムトラベルの日時を入力していたあのパネルが、なんと実用的な置時計としてGakken(学研)より販売されました。

今回は、1ファンとしての期待と、ガジェット好きとしての視点の両方から、忖度なしの開封レビューをお届けします。


商品概要:書籍扱いのガジェット?

商品名:タイムサーキット置時計(Gakken)

定価:4,900円(税抜)

入手経路:Amazon(2025年10月予約分)

形式:ムック本(ISBNコードあり)


外観は付録付きのムック本といった感じで、書籍コーナーに置かれるタイプのパッケージですね。かなり厳重に梱包されています。


開封:あの「スポーツ年鑑」が?!

箱を開けてまず目に飛び込んできたのが、映画『PART2』でキーアイテムとなった「スポーツ年鑑(GRAY'S SPORTS ALMANAC)」そっくりの冊子です!

表紙にはPART1のラストでドクが放った名台詞「WE DON'T NEED ROADS(道などいらん)」の文字も。

中身は残念ながら……いえ、当然ながら、いかがわしい雑誌『Oh!LaLa』ではありませんでした(笑)。「あらら?」と言いたかったところですが、中身は映画に関連した資料やイベントレポートになっています。

ちなみに、この冊子は本体のブックカバーとしても機能する仕様。これはファン心をくすぐる高いポイントですね。


本体スペックと外観チェック

さっそく本体を見ていきましょう。

第一印象は「意外にコンパクト」。


素材:プラスチック筐体

寸法(約):幅18.8cm × 高さ11.3cm × 奥行き4cm

重量(約):248g

電源:USB Type-C または 単3電池×3本


正面の文字などは劇中同様の印刷が施されていますが、側面の突起は装飾です。

設定ボタンやType-Cポートは背面に集約されています。ケーブルは付属していないので別途用意が必要です。

背面の蓋を開けると電池ボックスがあり、単3電池3本でも駆動します。40周年ロゴが入っているのが細かいですね。


いざ点灯!あの時間を再現してみた

Type-Cケーブルを接続して電源を入れてみました。

数字が光ると、一気にタイムマシンの雰囲気が出ますね!

せっかくなので、表示時刻を劇中の設定に合わせてみました。


Destination Time(目的時間):マーティが過去へ行った時間

Present Time(現在時間):いま撮影している現実の時間

Last Time Departed(出発時間):ツイン・パインズモールからタイムトラベルした時間

ちなみに、個人的な疑問なのですが、Last Time Departedには『PART2』で老人ビフがタイムマシンを悪用した時間が記録されていたはずですが……ドクとマーティは1985年に戻るときに気づかなかったんでしょうか?

こんなに目立つのにw。


正直レビュー:気になった点と良かった点

BTTFが大好きだからこそ、少し厳しめにチェックしてみました。


気になった点(デメリット)

質感の再現度

「MONTH」「DAY」などのラベル部分は、劇中のようなダイモ(dymo)テープ特有のエンボス加工(立体感)が欲しかったところ。フラットなプラスチック印刷なので少しチープに見えます。

ディスプレイの視認性

デジタル表示の光量がやや弱く、視野角も狭めです。明るい部屋だとあまり目立ちません。電池駆動だとさらに暗くなり、点灯時間も15秒ほどに制限されます。

ギミック不足

音は一切出ません。劇中のようなテンキーの入力音やBEEP音が鳴れば最高だったのですが……。

冊子の内容

書籍扱いにするための冊子ですが、ページ数が少なく、読み物としてはもうひと捻り欲しかったのが正直な感想です。


良かった点(メリット)

デザイン性:デスクに置くだけで映画の世界観に浸れるデザイン。

パッケージ:スポーツ年鑑風のカバーはナイスアイデア。

価格:約5,000円で公式ライセンスのタイムサーキットが手に入ると考えれば、コスパは悪くない…かも。



まとめ:5000円で買える「夢」

細かい部分で「もっとこうだったらいいのに」という要望はありますが、40周年という記念すべき年に、デスクトップに飾れるタイムサーキットが手に入る。それだけでも約5,000円の価値はあるのではないかと思いました。

これが何かわからない方は、ぜひAmazonプライムビデオなどで映画本編を見てみてください。SF映画の金字塔、見終わった頃にはきっとこの時計が欲しくなっているはずです。


それでは、また未来のガジェットでお会いしましょう。

「あるいは過去で…」


2026/02/14

Kodak Charmera(チャーメラ)がついに手に入った!超小型トイカメラの実力と作例比較

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットの「なお」です。

突然ですが、みなさんは「トイカメラ」って使いますか?

スマホできれいに撮るのももちろん良いですが、ちょっとした日常を“ゆるく”、“味のある雰囲気”で残せるのがトイカメラの魅力なんですよね。

以前、3COINS(スリコ)のトイカメラをご紹介しましたが、今回はずっと探していてやっと手に入れた、話題のアイテムをご紹介します。

その名も、「Kodak Charmera(コダック チャーメラ)」です。

「チャルメラ?ラーメン?」なんて空耳しそうですが、あのKodak(コダック)ブランドを冠した、超小型のかわいいカメラなんです。

動画でも詳しくレビューしているので、映像でサイズ感や作例を見たい方はぜひYouTubeもチェックしてみてくださいね!


Kodakブランドなのに「トイカメラ」?その背景

まず、カメラ好きの方なら気になる「Kodak」の名前について少し解説します。

米イーストマン・コダック(Eastman Kodak)社は、かつて世界で初めてデジタルカメラを開発した名門企業でしたが、2012年の経営破綻に伴い、自社でのカメラ製造・販売から撤退しています。

そのため、現在市場に出回っている「Kodak」ブランドのカメラは、ライセンスを受けた他メーカーが製造・販売しているものになります。

この「Charmera(チャーメラ)」もその一つで、RETO Production Limitedという中国のメーカーが製造し、Kodakのブランドライセンスを受けて販売している製品です。


入手困難だった理由と「ブラインドボックス」の魔力

このカメラ、2025年秋頃の発売以来、ずっと在庫切れでなかなか買えなかったんです。

その人気の理由は、レトロで可愛い見た目と極小サイズに加え、「どのデザインが出てくるかわからない」という販売手法にあります。

いわゆるブラインドボックス形式で販売されており、デザインは全6種類 + シークレット。

中身が見えないからこそ、「何が出るかな?」というワクワク感があるんですよね。

いざ開封!デザインと付属品チェック

今回は運試しも兼ねて、2つ購入してみました。

外箱からしてKodakらしい黄色とレトロなデザインで、カメラ好きにはたまりません。


〇 開封

1つ目を開けてみると……製品紹介カードと同じデザインの個体が出てきました!

そして2つ目は……おっ、被らずに別の可愛いデザインが出ました!よかった!

ちなみに、シークレットはスケルトン(透明)仕様らしいですよ。当たった人はラッキーですね。

付属品と外観

箱の中身は以下の通りです。

・ カメラ本体

・ 専用キーチェーン

・ USB Type-A to Type-C ケーブル

・ リーフレット / 製品紹介カード(QRコードからマニュアルへアクセス可能)

本体は想像以上に小さいです。

キーチェーンをつけてカバンにぶら下げていたら、まさかこれが本当に撮れるカメラだとは誰も思わないでしょう。おもちゃやアクセサリーにしか見えません。

それなのに、ちゃんと以下の機能が詰め込まれています。

・ 背面:液晶画面、操作ボタン

・ 底面:microSDカードスロット、Type-Cポート、リセットボタン

・ 正面:レンズ、フラッシュ、光学ファインダー

・ 上面:電源ボタン、シャッターボタン、充電LED

・ 側面:スピーカー穴

3COINSのトイカメラと並べると半分くらいの大きさに見えますし、超小型トイデジの代名詞「Pieni2」と比べると液晶がある分大きく見えますが、それでも十分すぎるコンパクトさです。


〇 スペック詳細:160万画素のエモさ

さて、肝心のスペックを見ていきましょう。

現代のハイスペックなカメラとは真逆を行く、トイカメラならではの仕様です。

基本スペック

・ イメージセンサー: 1/4インチ CMOS

・ レンズ: 35mm F2.4(固定)

・ 画素数: 160万画素(解像度 1440 x 1080)

・ 動画: AVIフォーマット / 30fps

・ ストレージ: microSDカード(最大128GBまで対応)

・ バッテリー: 200mAh(充電式)

・ インターフェース: USB Type-C

・ サイズ: 58(W) x 24.5(H) x 20(D) mm

・ 重量: 約30g

注目ポイント

1. 160万画素という選択

私が1999年に初めて買ったデジカメ「Fuji FinePix500」が150万画素でした。

当時はそれが最先端でしたが、今やそれがキーホルダーサイズに収まっていると思うと感慨深いです。

高画質ではありませんが、この画素数だからこその「粗さ」が味になります。

2. フラッシュ搭載

このサイズで一応オートフラッシュがついています。光量は期待できませんが、ちょっと光るギミックがあるだけでも楽しいですね。

3. OTG(USB On-The-Go)対応

これが地味に便利です。対応ケーブルがあれば、PCを使わずにスマホへ直接データを転送できます。

撮ってすぐ友達にシェアしたい時に重宝しますね。


〇 作例比較:スリコ vs Pieni2 vs チャーメラ

実際に撮影してみました。

操作はシンプルで、電源を入れてシャッターを押すだけ。起動音やシャッター音もしっかり鳴るので「撮ってる感」があります。

今回は、①Pieni2、②3COINS(スリコ)トイカメラ、③Kodak Charmera の3台で撮り比べてみました。

(被写体・光量は同じ条件です)

比較結果

・ Kodak Charmera:

3機種の中で最も明るく、色味もきれいです。ただし、明るい部分は白飛びしやすい傾向があります。フィルム写真のような日付スタンプを入れたり、フィルターで遊べるのも楽しい点です。

・ 3COINSトイカメラ:

明るさは適正に近いですが、全体的に黄色っぽく、画像が粗めです。

・ Pieni2:

全体的に暗め(アンダー)に写ります。ただ、黒の締まりは一番きれいなので、モノクロ撮影には向いているかもしれません。また、レンズの歪み(方眼が縦に伸びるなど)も見られました。

〇 まとめ:日常を「ちょっと特別」にするカメラ

使ってみて感じたのは、Kodak Charmeraは「写真を撮る楽しさ」を再確認させてくれるカメラだということです。

良かった点

・ とにかく軽くて小さいので、散歩や旅行に気軽に持ち出せる

・ 液晶画面がついているので、構図を確認しながら撮れる(Pieni2にはないメリット)

・ 編集ソフトなしで、フィルム風の粗めでエモい写真が撮れる

高性能ではありませんが、だからこそ気を張らずに日常をパチパチ切り取ることができます。

カメラ初心者の方の「まずは遊んでみたい」というニーズにはぴったりですし、普段重たい機材を使っている熟練者の方にも、サブカメラとしておすすめです。


〇【重要】購入時の注意点

人気商品のため、海外通販サイトやフリマアプリでは「そっくりな偽物」も出回っているようです。

購入の際は、正規品かどうかをしっかり確認してくださいね。

みなさんも、ポケットにCharmeraを忍ばせて、日常を撮影してみませんか?

それではまた、次のガジェットでお会いしましょう!


2026/02/07

【周辺機器】1200Wのドライヤーが動く!?小型なのに"デキる"ポタ電 BLUETTI AORA30V2

 みなさんこんにちは。ガジェットバジェットの「なお」です。

今回はポータブル電源「BLUETTI AORA 30 V2」の実機レビューをお届けします。

ガジェット好きの方ならモバイルバッテリーは必需品だと思いますが、最近ではその一回り大きな「ポータブル電源」も注目されていますよね。

デイキャンプや車中泊、そして災害時の備えとしても一台あると非常に心強いアイテムです。

でも、「スペック表を見ても専門用語ばかりで何を買えばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか? 「V(ボルト)」「A(アンペア)」「Wh(ワットアワー)」……まるで理科の授業みたいで頭が痛くなりますよね。

そこで本記事では、私が実際に購入したBLUETTI製品をレビューしながら、いまさら聞けない「電気の基礎知識」や「ポータブル電源の選び方」についても分かりやすく解説していきます。

動画版もあわせてご覧いただくとより分かりやすいかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。


BLUETTI AORA 30 V2 開封レビュー

今回Amazonで購入したのは、BLUETTIの「AORA 30 V2」(ソーラーパネルなしモデル)。カラーはブルーを選びました。 まずは付属品と本体の外観からチェックしていきましょう。

付属品のチェック

箱を開けると、以下の付属品が入っていました。

シガーソケット充電ケーブル: 車のシガーソケットから本体を充電するためのケーブルです。 

アース線固定用ネジ: アース接続用ですね。 

AC電源ケーブル: 太くてしっかりした作りで安心感があります。 

取扱説明書・保証書: 日本語マニュアルも付属しています。

本体デザインとポート類

本体サイズは幅250mm × 高さ167mm × 奥行き178mm、重量は約4.3kg。コンパクトで持ち運びしやすいサイズ感です。

正面(出力・操作部)

・ DC入力ポート(充電用) 

・ DC出力ポート(DC5521) 

・ 操作ボタン(DC / 電源 / AC) 

・ AC電源コンセント(定格600Wまで) 

・ USBポート(Type-C、Type-A)

側面・背面 

・ 右側面:アース端子、AC入力ポート 

・ 左側面:排熱用通気口 

・ 背面:スペック表記のみ

シンプルで分かりやすい配置になっています。底面にはゴム足があり、安定感も良好です。


いまさら聞けない「電気の基礎知識」

ポータブル電源を選ぶ際、スペック表の数字をどう読めばいいのか。ここでは**「水」**に例えて解説します。

1. バッテリー容量(Wh)= バケツの大きさ

まず、この製品の容量は288Whです。 「Wh(ワットアワー)」は、「どれだけの電気を貯めておけるか」を表す単位で、水で言うなら「バケツの大きさ」です。

288Whの意味 「288Wのパワーを1時間(1h)出し続けられる量」という意味です。

実際にどれくらい使えるの? 

例えば、消費電力100Wの液晶テレビを使う場合: 

 288Wh ÷ 100W = 約2.88時間

スマホ(約5000mAh / 3.7V ≒ 18.5Wh)を充電する場合: 

 288Wh ÷ 18.5Wh = 約15.6回

※実際には、電気を取り出す際の変換ロス(熱など)が発生するため、スペック値の7~8割程度(スマホなら12~13回分)が実用的な目安になります。

この容量はデイキャンプや日帰りの利用には最適ですが、数日間の停電や長期のキャンプだと少し心許ないかもしれません。容量が大きくなるほど長時間使えますが、その分本体も重く、価格も高くなります。

2. 出力(W)= 水の勢い × 水量

次に重要なのが「出力」です。 この製品のAC出力は「100V・6A、合計600W」と記載されています。

V(ボルト): 電圧。水を押し出す「水圧」です(家庭用コンセントは100V)。 

A(アンペア): 電流。ホースを流れる「水量」です。 

W(ワット): 電力。水圧×水量で決まる「仕事量(パワー)」です。

計算式 

・ V(電圧)× A(電流)= W(電力) 

・ 今回の場合:100V × 6A = 600W

つまり、このポータブル電源は「合計600Wまでの家電なら動かせますよ」ということです。 自分の使いたい家電の「消費電力(W)」を確認し、この数値に収まるかどうかを見ることが選定の第一歩です。


注目機能「電力リフト」を試す

通常、定格出力600Wのポータブル電源では、1200Wのドライヤーや1000Wの電気ケトルは動きません。安全装置が働いて止まってしまいます。

しかし、このAORA 30 V2には「電力リフト機能」が搭載されています。 これは、電圧を下げることで消費電力を無理やり抑え込み、最大1500Wまでの家電を動作させる機能です。

実験:1200Wのドライヤーは動くのか?

実際にターボモード(1200W)のドライヤーを接続してみました。

結果 

・ ちゃんと動きました! 

・ ただし、液晶表示は「490W」前後で推移。

解説 本来1200W必要なところを、電圧調整によって600W以下に抑え込んで動作させています。そのため、ドライヤーの風量は少し弱くなり、電気ケトルならお湯が沸くのに時間がかかります。

しかし、災害時などの非常時に「動かない」のと「弱くても動く」のでは天と地ほどの差があります。 小型ポータブル電源で高出力家電を動かせるこの機能は、万が一の備えとして非常に優秀だと言えます。 (※精密機器や電圧変化に弱い家電には使用できないのでご注意ください)


まとめ:ポータブル電源選びのポイント

今回は「BLUETTI AORA 30 V2」のレビューと共に、基礎知識をおさらいしました。 これからポータブル電源を購入される方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

  1. バッテリーの種類: 安全性が高く長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」がおすすめ。
  2. 安全性: PSEマークの有無を必ず確認しましょう。
  3. 容量と重量のバランス: 容量が大きいほど重くなります。用途に合わせて選びましょう。
  4. 出力(W数): 使いたい家電が動くか確認しましょう。
  5. 電力リフト機能: 本体の定格出力を超える家電を使いたい場合に便利です。

今回私が購入したモデルは小型ですが、電力リフト機能のおかげで幅広い家電に対応でき、持ち運びもしやすいので非常に満足しています。

製品の詳細は以下のリンクからチェックしてみてください。 それでは、また次回のガジェットレビューでお会いしましょう!



2026/01/10

【キーボード】未知の領域、分割キーボードCorne V4をレビュー!→まさかの判定Cマイナス!?

 みなさんこんにちは。ガジェットバジェットの、なおです。

これまで当ブログやYouTubeチャンネルでは、数々のメカニカルキーボードを紹介し、キースイッチの交換やテープmod(改造)による打鍵感の追求など、いわゆる「キーボード沼」をそれなりに楽しんできました。しかし、心のどこかでずっと気になっていながら、なかなか足を踏み入れられずにいた未開拓の領域がありました。


それが、「分割キーボード」の世界です。

その名の通り、左右に真っ二つに分かれているキーボード。エルゴノミクス(人間工学)を突き詰めたその形状は、一般的なキーボードとは一線を画す異様なオーラを放っています。今回は、自作キーボード界隈では非常に有名な「Corne(コルネ)」の最新版、「Corne V4」を購入しましたので、その開封からビルド、そして実際の使い心地までをじっくりとレビューしていきたいと思います。

結論から言うと、このキーボードは「最強の入力環境」への入り口であると同時に、これまでのタイピング習慣を全て破壊される「試練の始まり」でもありました。


過去の記憶:アリス配列との出会い

私が「変則的な配列」に触れるのは、実はこれが初めてではありません。記憶を遡ること約20年。Windows XPが全盛だった頃、職場の先輩からあるキーボードを譲り受けました。

それはマイクロソフト社の「Natural Multimedia Keyboard」。

当時としては先進的なデザインで、キーボードの中央が盛り上がり、キー配列がハの字に湾曲しているものでした。今で言う「アリス配列」に近い形状です。上部にはメディアコントロール用のボタンが並び、パームレスト一体型の巨大な筐体は、デスクのスペースを大幅に占有していました。

当時は「アリス配列」なんて言葉も知らず、「なんか変な形だけど、手首が楽だな」くらいの感覚で使っていました。打鍵感はメンブレン特有のフニャッとしたものでしたが、長時間タイピングしても疲れにくいその設計には感心したものです。あれが私にとって、エルゴノミクスキーボードとの原体験だったのだと思います。

それから時は流れ、今の私はコンパクトで打鍵感の良いメカニカルキーボードを好んで使っています。しかし、長時間のデスクワークによる肩こりや首の痛みは現代人の職業病。そこで再び、「左右に手を広げてゆったり打てる」分割キーボードへの回帰を思い立ったわけです。


AliExpressで「Corne V4」を購入

今回購入先に選んだのは、ガジェット好きにはおなじみのAliExpress(アリエクスプレス)。「Corne V4」で検索すると、完成品からキットまで様々なバリエーションが出てきますが、私はビルドの手間を楽しみつつコストを抑えるため、3,801円(購入時価格)の半完成キットを購入しました。

衝撃のシンプル梱包

海を渡って届いた荷物は、箱ですらありませんでした。ビニール袋に包まれただけの、非常にラフな梱包。これぞアリエククオリティ、と妙に納得しつつ開封していきます。

包みを開けると、さらに包みが現れ、「Corne V4...」と書かれたラベルが見えます。中から出てきたのは、左右のキーボード基板(ケース付き)と、それらを繋ぐためのケーブル、そして滑り止めのゴム足のみ。


「えっ、これだけ?」

キースイッチもキーキャップも付属していないため、一見すると電子工作のパーツにしか見えません。キーボードとしての体を成していないその姿に、一瞬不安がよぎります。しかし、手に取ってみるとその薄さとコンパクトさには驚かされました。片手分のサイズは、最近の大型スマートフォンより一回り大きい程度。これならデスクの上に置いても圧迫感は皆無でしょう。

謎の3.5mmジャック

左右のユニットを接続するケーブルを見て、あることに気づきました。端子の形状が、昔ながらのイヤホンジャック(3.5mmプラグ)そのものなのです。

一般的に分割キーボードの左右通信にはTRRSケーブルという、4極のオーディオケーブルのようなものが使われることが多いのですが、実物をまじまじと見ると不思議な感覚です。「これでデータ通信するの?」と疑いたくなりますが、自作キーボードの世界では標準的な仕様の一つです。

また、PCとの接続用にはUSB Type-Cポートが搭載されています。ここは現代的な仕様で安心しました。

いざ、ビルド開始

マニュアル類は一切入っていませんでした。本当に基板とケースだけ。初心者がいきなりこれを渡されたら途方に暮れるかもしれませんが、幸い今回のモデルは「ホットスワップ」に対応しています。はんだ付けの必要がなく、スイッチを差し込むだけで完成するお手軽仕様です。

スイッチとキャップの移植

今回はコストダウンのため、以前レビューした「AURA F75」というキーボードからキースイッチとキーキャップを移植することにしました。

使用するスイッチは「LEOBOG Reaper Switch」。リニアタイプで滑らかな押し心地が特徴のスイッチです。これを一つひとつ、Corne V4のソケットに差し込んでいきます。



ちなみに、今回購入したCorne V4のスペックを簡単にまとめておきましょう。


キー数: 46キー(左右合計)

レイアウト: 40%サイズ分割式・カラムスタッガード配列

接続: USB Type-C

スイッチ: ホットスワップ対応

バックライト: RGB LED対応

チップ: RP2040搭載

ファームウェア: QMK Firmware / VIAL対応


特筆すべきは「46キー」という少なさです。一般的なフルキーボードが108キー前後、テンキーレスでも87キー前後あることを考えると、半分以下のキーしかありません。数字キーの行すらなく、ファンクションキーも矢印キーも見当たらない。この極限まで削ぎ落とされたキー数でどうやって入力するのか?それは後述する「レイヤー機能」が鍵を握ります。

プロファイルの相性問題が発生

さて、F75から取り外したキーキャップを装着してみたのですが、ここで問題が発生しました。

「なんか、打ちにくい…」

F75のキーキャップは「Cherryプロファイル」と呼ばれる、列ごとに高さや傾斜が異なる一般的な形状をしていました。通常のキーボード(ロウスタッガード配列)であれば指にフィットして打ちやすいのですが、Corne V4のような格子状に近い配列の場合、この傾斜が逆に違和感を生んでしまったのです。

指がキーの角に引っかかるような、妙な窮屈さを感じます。せっかくの流用計画でしたが、快適な打鍵のためには妥協できません。


救世主「JUSENDA Blue Cat」キーキャップ

そこで、手持ちの在庫から別のキーキャップを召喚しました。「JUSENDA」というブランドの「Blue Cat」キーキャップです。AliExpressで約1,600円で購入した激安PBTキーキャップですが、これには大きな特徴があります。

それは「MOAプロファイル」であること。

MOAプロファイルは、全てのキーの高さが均一で、表面が丸く窪んでいる形状をしています。XDAプロファイルなどに似ていますが、よりコロンとした可愛らしい見た目が特徴です。

これを装着してみると、驚くほどしっくりきました。高さが均一なので、指をどこに滑らせても引っかかりがありません。さらに、キースイッチがむき出しのフローティングデザインと相まって、見た目もポップで愛らしくなりました。青白い猫のイラストが描かれたキーキャップは、無骨な基板の雰囲気を一気に和らげてくれます。



ソフトウェア設定:VIALの威力

ハードウェアが完成したので、次はソフトウェアの設定です。マニュアルがないので手探りですが、商品ページの情報によれば「QMK/VIAL対応」とのこと。

通常、自作キーボードのキーマップ変更には「VIA」というソフトが使われますが、このボードは「VIAL(バイアル)」という、VIAの派生版かつ高機能版に対応しているようです。

VIALの公式サイトからアプリをダウンロードし、起動してキーボードを接続するだけ。面倒なjsonファイルの読み込みなども不要で、即座にキーボードが認識されました。これは非常に優秀です。

画面を見ると、46個のキーに対して自由に機能を割り当てられる画面が表示されます。ここで重要なのが「レイヤー」の概念です。

物理的なキーが少ない分、「特定のキーを押している間だけ、別のキー配列になる」というレイヤー機能を駆使します。例えば、


右レイヤーキーを押しながら「Q」を押すと「1」が入力される

左レイヤーキーを押しながら「H/J/K/L」を押すと「矢印キー」になる


といった具合です。この設定を自分好みにカスタマイズできるのが、自作キーボード最大の醍醐味と言えるでしょう。今回はとりあえずデフォルトの設定のまま、まずは慣れることから始めてみることにしました。


実践:カラムスタッガード配列の洗礼

準備は整いました。いざ、タイピングの時間です。

キーボードを肩幅くらいに広げ、胸を開いた状態で手を置きます。

「おお…! 楽だ!」

これが第一印象です。普通のキーボードだと、どうしても脇を締めて、両手を胸の前で窮屈に寄せる姿勢になります。それが猫背や巻き肩の原因になるのですが、分割キーボードなら自然と胸が開きます。呼吸も深くなるような、開放的な感覚。これは素晴らしい。

しかし、その感動はタイピングを始めた瞬間に絶望へと変わりました。

脳がバグる感覚

使用したサイトはおなじみの「E-Typing」。普段のキーボードであれば、そこそこのスコアを出せる自信があります。しかし、Corne V4で打ち始めた途端、指が止まりました。

「あれ? 『B』ってどっちの手だっけ?」

「『Y』は右手?左手?」

「『Z』を打とうとして『X』を押してしまう!」

原因は、このキーボードの配列「カラムスタッガード」にあります。

一般的なキーボードは「ロウスタッガード」と呼ばれ、横の行(Row)ごとに少しずつズレています。これはタイプライターの構造上の名残なのですが、私たちは長年の経験でこの「ズレ」に指が最適化されています。

対してカラムスタッガードは、縦の列(Column)が揃っており、指の長さに合わせてキー位置が上下に調整されています。理論上はこちらの方が指の動きに無理がないはずなのですが、長年染み付いた「斜めに指を動かす癖」が邪魔をするのです。

特に左手の小指周り(Z, X, C)のズレ方が顕著に違うため、いつもの感覚で指を伸ばすと、キーとキーの間に指が落ちたり、隣のキーを叩いてしまったりします。脳内にあるキーマップと、実際の物理配置が一致しない。まるで鏡を見ながら文字を書いているような、脳がバグる感覚に襲われました。


衝撃の結果:C-判定

必死に画面を見ながら、おぼつかない手つきでタイピングを終えました。

結果は…。

「C-」

目を疑いました。Cマイナスです。「びっくりするくらい打ててない」という表現がこれほど似合う結果もありません。

悔しいので、すぐに普段使っているロウスタッガードのキーボードに戻して再挑戦しました。

結果は「S」。

この落差。ハードウェアの問題ではありません。完全に私のスキル、いや、「慣れ」の問題です。私の指は、自分が思っていた以上に「タイプライターの亡霊」に囚われていたようです。


まとめ:分割キーボードは「アリ」か「ナシ」か

今回、初めて分割キーボード「Corne V4」を導入してみましたが、その評価は「未来への投資」という言葉に尽きます。

メリット

姿勢の改善: 肩が開くことによる快適さは、一度味わうと戻れない魅力があります。長時間の作業でも疲れにくくなるポテンシャルを強く感じました。

省スペース: デスクの中央が空くため、そこにタブレットを置いたり、資料を広げたりできます。

カスタマイズ性: VIALによるキーマップ変更は強力で、使い込めばホームポジションから手を動かさずに全ての操作が可能になります。


デメリット

学習コスト: これに尽きます。タッチタイピングができる人ほど、矯正には時間がかかるでしょう。数日から数週間、生産性が落ちることを覚悟しなければなりません。


結論

「楽をして入力したい」と思って買うと、最初は地獄を見ます。しかし、その「慣れの壁」を乗り越えた先には、肩こりからの解放と、自分だけの最強の入力環境が待っています。

もしあなたが、


デスクワークによる慢性的な肩こりに悩んでいる

普通のキーボードに飽きてしまい、新しい刺激が欲しい

自分好みに道具を育てていく過程を楽しめる


そんなタイプであれば、このCorne V4は最高の相棒になるはずです。何より、10,000円以下(スイッチ・キャップ含む)でこの体験ができるのは、自作キーボード入門として非常に優秀です。


私はこれからしばらく、このCマイナスの状態からリハビリを続けてみようと思います。いつかこのキーボードでS判定が出せるようになった時、また改めてその使い心地をレポートしたいと思います。

分割キーボード、みなさんはアリですか?ナシですか?

ぜひコメントで教えてください。

それでは、また次回のガジェットでお会いしましょう!

2026/01/03

【オーディオ】旭化成DACの「ベルベットサウンド」を求めて。Shanling M5 Ultraを購入&レビュー!(前編)

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットの、なおです。

今回は、ついに「清水の舞台」から飛び降りる覚悟で購入してしまった、新しいオーディオ機器のお話です。

正直なところ、やってしまった感はありますが、後悔はしていません。

なぜなら、どうしても聴いてみたい「あの音」があったからです。

今回は、新たに導入したデジタルオーディオプレーヤー(DAP)、Shanling M5 Ultra の開封と、その技術的な魅力について詳しくご紹介します。


はじめに:なぜ今、専用プレーヤーなのか?

みなさんは普段、どのように音楽を聴いていますか?

最近はスマートフォンの性能も上がり、そこそこのイヤホンを繋ぐだけでも十分に良い音が楽しめます。「スマホで十分だよ」という意見もごもっともですし、私自身、普段使いにはそれで満足している部分もあります。

しかし、オーディオ好きとしてどうしても無視できない存在があります。それが「旭化成」です。

「え? 旭化成って、あのサランラップの?」と思われた方もいるかもしれません。そうです、あの有名な旭化成です。正確には、グループ会社の旭化成エレクトロニクス株式会社が、オーディオ機器の心臓部とも言える「DAC(ダック)」チップの製造において、世界的に非常に重要な役割を担っているのです。

今回は、その旭化成が誇る最高峰のサウンド、「ベルベットサウンド」を体験するために、専用プレーヤーの導入に踏み切りました。

オーディオの心臓部「DAC」とは何か

ここで少し、専門的なお話をさせてください。

私がこだわっている「DAC」とは何なのでしょうか。

DACは Digital to Analog Converter の略称で、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置や回路のことを指します。

・ CDや配信データ: 「0」と「1」のデジタルデータとして記録されています。

・ DACの役割: デジタルデータを読み取り、電気的なアナログ信号に変換します。

・ 出力: アナログ信号がアンプで増幅され、スピーカーやイヤホンから「音」として流れます。

スマートフォン、PC、ゲーム機、Bluetoothイヤホンなど、デジタルで音を扱うあらゆる機器には、必ずこのDACが搭載されています。そして面白いことに、このDACチップにはメーカーごとの「味」があると言われているのです。

デジタルなのに「音の味」が変わる不思議

「0と1のデジタルの世界なのに、メーカーによって音質が変わるの?」と不思議に思うかもしれません。しかし、各メーカーの音作りへの思想やアプローチの違いが、最終的な音質に大きく影響します。

・ Cirrus Logic社: クールでバランスが良い傾向

・ ESS Technology社: クリアでパワフルなサウンド傾向

・ 旭化成エレクトロニクス: 原音重視で、「まるでそこにいるかのような」臨場感(ベルベットサウンド)

私はこれまでいくつかのオーディオ機器を使用してきましたが、実は旭化成のDACを搭載したモデルは持っていませんでした。日本メーカーが掲げる「原音重視」の世界、一度は聴いてみたいと思いませんか?

購入トラブルを経て…Shanling M5 Ultra 到着!

そんな憧れを抱きつつ選んだのが、Shanling M5 Ultra です。

実はこの製品、昨年末にAliExpressで注文していました。

しかし、支払い完了から10日経ってもステータスは「発送準備中」のまま。しびれを切らしてショップに連絡したところ、直後に「発送済み」になったものの、数日後に「メーカーから入荷できない」との理由で強制キャンセル・返金処理になってしまいました。

(一瞬、発送済みとなったのは何だったのだろう…?)

海外通販あるあるとはいえ、2週間近く待たされた挙句のキャンセルは精神的ダメージが大きかったです。

結局、確実性を取って翌日配送のAmazonで買い直しました。価格は約95,000円。まさに清水の舞台からのダイブですが、無事に手元に届いた喜びはひとしおです。

開封の儀:外観と付属品チェック

それでは、いざ開封していきましょう。

パッケージは高級感があり、箱の裏蓋にはビロードのような加工が施されています。本体を取り出すと、ずっしりとした重量感が手に伝わってきます。

付属品一覧

・ 本体: Shanling M5 Ultra

・ USBケーブル: Type-A to Type-C

・ 液晶保護フィルム: 2枚(1枚は予備)

・ ドキュメント類: 保証書、日本語対応マニュアル、製品カタログ

付属品は必要十分といったところでしょうか。早速保護フィルムを貼り、電源を入れてみます。Android OSではなく独自OSを採用しているため、起動は非常に高速です。

本体のサイズ感

・ 縦: 約12cm

・ 横: 約7.5cm

・ 厚さ: 約2cm

・ 重量: 約255g(MicroSDカード込み)

コンパクトとは言えませんが、オーディオ専用機らしい頼もしいサイズ感です。

技術仕様:M5 Ultra の中身を深掘り

ここからは、このプレーヤーの凄さを技術的な側面から解説していきます。なぜこの価格なのか、その理由がスペックに表れています。

1. 旭化成フラッグシップDAC「AK4499EX + AK4191EQ」

本機の最大の特徴は、旭化成のフラッグシップチップセットを採用している点です。

・ AK4191EQ: デジタル信号の処理を担当

・ AK4499EX: アナログ信号への変換を担当

通常は1つのチップで行う処理を、2つのチップに完全に分離しています(セパレート構成)。これにより、デジタル処理に伴うノイズがアナログ回路に影響するのを徹底的に防ぎます。

さらに、電源系統の分離、クロック設計、基盤レイアウトも高度化・複雑化するため、この構成を採用する製品はどうしても高価になりますが、その分、圧倒的なS/N比と純度の高い音が期待できます。

2. 怪物級のアンプパワー

アンプ部には、解像感の高さと素直な音質で定評のある TPA6120A を採用しています。

特筆すべきはその出力パワーで、1100mW というポータブル機としては怪物級の数値を叩き出します。これなら、駆動力が求められる大型ヘッドホンでも余裕を持って鳴らせそうです。

3. シンプルを極めたシステム構成

・ OS: Shanling独自のLinux系OS

・ ディスプレイ: 4.7インチ タッチスクリーン

・ 機能: Androidアプリの追加インストールは不可(Tidalのみ対応)

・ 接続: 3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス、USB、Bluetooth

Androidではないため、Apple MusicやSpotifyなどのアプリを自由に入れることはできません(Tidalには対応しているようです)。しかし、これは「余計な処理をさせず、純粋に音質を追求する」というピュアオーディオ的なアプローチと言えます。

知っておきたい注意点:インピーダンスの「1/8ルール」

スペックを見ていて一つ気になった点があります。それは出力インピーダンスが少し高めであることです。

オーディオ界隈には「1/8ルール」と呼ばれる指針があります。これは、「プレーヤー側の出力インピーダンスは、イヤホンのインピーダンスの8分の1以下が望ましい」というものです。

例えば、高インピーダンスのヘッドホンであれば問題ありませんが、一般的な低インピーダンスのイヤホンや、マルチBA(バランスド・アーマチュア)型のイヤホンを接続する場合、マッチングに注意が必要です。条件を満たさないと、せっかくのベルベットサウンドが歪んだり、音がボケたりする可能性があります。

M5 Ultraの3.5mmシングルエンド接続を使用する場合、計算上は 38Ω以上 のイヤホンであれば安定して駆動できると考えられます。手持ちのイヤホンとの相性は要確認ですね。


今後の検証予定

今回は開封とスペック解説がメインでしたが、次回はいよいよ実聴レビューを行います。

比較対象として考えているのは以下の機材です。

・ Hidizs AP80-PRO-X (DAC: ESS9219C 搭載)

・ FiiO Echo mini (DAC: CS43131 搭載)

・ FiiO BTR7 (USB-DACとして比較)

これらはエントリークラスの製品ですが、価格差やDACメーカーの違い(ESS vs Cirrus Logic vs 旭化成)によって、音質にどのような差が出るのかを検証するには良い比較対象になると思います。

・ 旭化成の「ベルベットサウンド」は本当に感じられるのか?

・ DACチップの違いだけで音質は変わるのか?

・ エントリー機とミドルレンジ機の価格差は音に現れるのか?

そして何より、私の耳でその違いを聞き分けることができるのか、それとも高額オーディオはただのロマンなのか。

忖度なしでレビューしていきますので、次回の更新もぜひご期待ください。


それでは、また。次のガジェットで。

2026/01/01

【2026年福袋】Amazonから消えた謎のゲーム福袋と、TRNの神コスパ福袋を開封!天国と地獄の結果に…?

 あけましておめでとうございます!

「ガジェットバジェット」の、なおです。

皆様のチャンネル登録・高評価に支えられ、YouTuberとしての活動も4ヶ月目に突入しました。

案件のご依頼もいただけるようになり、モチベーション高く動画制作を楽しんでおります。

今年も皆様のお役に立てる、そして楽しめる動画や記事をお届けしていきますので、どうぞ応援よろしくお願いします!

さて、お正月といえば「福袋」ですよね。

中身がわからないワクワク感、たまに入っているハズレも含めて、私はこのお祭り感が大好きです。

今回は、Amazonで購入した、対照的な2つのガジェット福袋を開封レビューしていきます。


1. 闇の予感?一木株式会社「ゲーム関連福袋」

まず1つ目は、Amazonで見つけた「一木株式会社」という販売元のゲーム関連福袋。

価格は3,980円で、ゲーム関連機器が5つ入っているとのこと。

しかしこの商品、購入後にAmazonから商品ページが削除されており、口コミすら確認できない状態に…。


そんなに慌てて消す必要あったのでしょうかね?

楽天市場には似たような福袋があるみたいですが…、謎です。

一抹の不安を抱えつつ、開封してみました。

【入っていたもの】

・ 片耳ヘッドセット

カナル型の片耳タイプ。充電ケースが非常にチープで、説明書に日本語はなく、技適マークも見当たりません…。音楽用ではなさそうです。

・ Switch Joy-Con用グリップ(2個)

箱には「NS 2対応」の文字が。実際にSwitch2のJoy-Conをはめてみましたが、グリップ感は悪くないものの、プロコン派の私には不要かも…。

・ Switch用ステアリングホイール(2個)

マリオカートなどのレースゲームで使うハンドル型アタッチメント。ジャイロ操作で体が一緒に動いちゃうやつですね。

・ PS4風コントローラー

見た目はPS4コンそっくり。握り心地は悪くないのですが、ワイヤレスの接続方式が不明で、こちらも技適未取得の可能性が高く、日本国内での使用は難しそうです。

・ 有線フルサイズキーボード

メンブレン式の非常に安っぽい作り。打鍵感はペコペコしており、メカニカルに慣れた身には厳しい仕上がりでした。価格換算すると数百円レベルでしょうか。

【総評】

結果として、5点入って3,980円でしたが、技適の問題や品質を考えると「残念な夢を見た」という感想です(笑)。

Switch2が入ってるかも?の期待があった点だけが、唯一のお得要素(?)でした。


2. これぞ福袋!TRN「イヤホン福袋」

気を取り直して2つ目です。

中華イヤホンメーカーとして有名なTRNが販売する福袋。

こちらはクーポン適用で6,360円でした。

なんと「イヤホン5本 + ドングルDAC」が入っているという事前情報があり、期待大です。

【入っていたもの】

・ TRN Black Pearl(ドングルDAC)

これがいきなりの目玉商品!DACチップ「CS43131」を2基搭載しており、これ単体でもAmazonで5,800円前後で販売されています。

つまり、これ1つでほぼ福袋の元が取れてしまう計算です。

・ イヤホン 5本

FZ-ZS1(軽量プラスチックハウジング)

Liberty Max(金属&樹脂ハイブリッド)

TRN-ST1(金属&樹脂、デザイン良し)

MT4 Pro(フェイスプレートがかっこいい)

FZ-FT1(アニメ調パッケージ)


【総評】

これは間違いなく「大当たり」です!


ドングルDACを持っていない方や、中華イヤホンをいろいろ聴き比べてみたい方には、最高の入門セットだと言えます。

6,000円台でこれだけの環境が一気に揃うのは驚異的ですね。

ドングルDAC買ったら、イヤホン5本がタダで付いてきた、みたいな錯覚に陥ります!


おまけ:KZの新作イヤホンも着弾

福袋ではありませんが、同じタイミングでKZのイヤホンも届いたので開封しました。


・(左) KZ-Taurus

・(右)KZ-Gale

どちらも2,000円以下で購入できる安価なモデルですが、ゴールドの輝きやフェイスプレートのデザインなど、高級感が漂っています。

KZらしい「安くて良い音」が期待できそうです。


まとめ

今回は「怪しいゲーム福袋」と「神コスパTRN福袋」の2種類を開封しました。

一木株式会社の方は若干ネタ枠みたいな感じになってしまいましたが、TRNのほうは実用性抜群で、これからじっくり音楽を楽しむのに活躍してくれそうです。

今回手に入れた大量のイヤホンについては、後日また「聴き比べ動画」を出したいと思います。

動画版では実際の質感や、私のリアクションもご覧いただけますので、ぜひYouTubeのほうもチェックしてみてくださいね!

それでは、今年もガジェットバジェットをよろしくお願いいたします。

次のガジェットでお会いしましょう!

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