2026/02/28

ダイソーの「ラジカセ風Bluetoothスピーカー」をレビュー&分解!1100円でこのエモさは買いか?

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットのなおです。

今回は、みんな大好きダイソーで見つけた面白いガジェットをご紹介します。

その名も「ラジカセ風Bluetoothスピーカー」

価格は税込み1100円。

「あくまでラジカセ風」なのでラジオもカセットも聞けませんが、この昭和レトロなルックスに惹かれて思わず購入してしまいました。

見た目だけのイロモノなのか、それとも実用的なスピーカーなのか。分解までして徹底的にチェックしていきます。


外観と機能チェック:あくまで「風」を楽しむ

まずは開封して外観を見ていきましょう。

私は黒を選びましたが、カラーバリエーションとして赤もあるようです。

本体を取り出してみると、ピカピカのプラスチック製で質感は非常にチープ(笑)。良くも悪くも1100円クオリティです。

物理ボタンは上部に4つ(電源、プラス、マイナス、プレイボタン)配置されています。

一番気になるカセットデッキ部分は…残念ながらシールが貼ってあるだけで、蓋が開くなどのギミックはありませんでした。ここが開いてSDカードを入れられたりしたら最高だったのですが、さすがにコスト的に厳しかったようです。

主なインターフェース

・ 背面:SDカードスロット、USB Type-Cポート(充電用)

・ 本体下部:謎のゴム足(後述)

ちなみにパッケージには「ラジオ機能はありません」「USBケーブルは付属しません」といった注意書きのオンパレード。購入時はご注意ください。


スペック詳細

Bluetoothでスマホと接続してスペックを確認します。

ペアリング自体はスムーズで、デバイス名「X05」として認識されます。

【主な仕様】

・ モデル名:X05

・ 通信:Bluetooth 5.0

・ コーデック:SBCのみ

・ 重さ:130g(実測約124g)

・ スピーカーサイズ:30mm

・ 出力:3W(4Ω)

・ 再生周波数帯域:20Hz-20KHz

・ 電池容量:1200mAh

・ 再生時間:約2時間(70%音量時)

コーデックはSBCのみ、Bluetooth 5.0と、仕様としては一昔前のスペックですが、この価格帯でLDACやaptXを求めるのは酷でしょう。オーディオ機器としてスペックを追求するよりは、割り切って使うタイプの製品です。


禁断の分解!中身はどうなっている?

本体背面にあるゴム足のようなスポンジ、これがどうしても気になったので剥がしてみました。

予想通り、隠しネジが出てきました。

というわけで、保証対象外になりますが分解して中身を見てみます。


内部構造の発見


バッテリー

なんと、中華系フラッシュライトなどでおなじみの「18650 リチウムイオン電池」が入っていました!これなら知識がある人ならバッテリー交換ができそうです。

基板とチップ

型番不明のチップと、プリント基板アンテナのようなものが見えます。ラジオ機能はないため、シンプルにBluetoothとオーディオ処理用でしょう。

スピーカー

「4Ω 3W」の記載があるスピーカーユニットが搭載されています。配線を見る限り、ステレオかモノラルかの判別は微妙ですが、構造的にはモノラル駆動の可能性が高そうです。


音質レビュー:あえての「ローファイ感」がエモい

肝心の音質についてですが、オーディオ好きの目線で正直に言うと「中・低音寄りでこもり気味」です。

解像度は高くなく、音が団子になっている箇所もあります。

ただ、これが「悪い」かと言うと、そうでもありません。

あえてmp3の圧縮率を高めに設定したサザンやユーミンなどを再生すると、この程よいローファイ感が最高にエモいのです。

80年代の音楽を聴くなら、ハイレゾでクリアに聴くよりも、少し音質の悪いラジカセや古いアンプを通した方が雰囲気が出ることがありますが、このスピーカーはまさにそんな音を出してくれます。ダイソーさん、まさかこれを狙っていたのでしょうか…?

使用上の注意点

・ 音量MAXにすると高域が歪んだり低域が割れたりします。7~8割くらいの音量がベストバランスです。

・ 動画視聴時の遅延は、YouTubeやプライムビデオ程度なら気になりません(ゲームは厳しいかも)。

まとめ:どんな人におすすめ?

結論として、1100円でこの音と見た目なら、ガジェット好きとして「一回試してみる価値アリ」です。

おすすめの使い方

・ 作業用BGM機として

SDカード(mp3のみ対応)にお気に入りの曲を入れて流しっぱなしにする。「しっかり聴き込む」より「雰囲気を作る」用途に最適です。

・ インテリア兼ネタ枠として

見た目のインパクトがあるので、部屋に置いておくだけでも話のネタになります。

本格的なオーディオ体験はできませんが、1100円で楽しめる「ラジカセ風」としては非常に優秀だと思いました。

気になった方はぜひダイソーで探してみてください。

それではまた、次のガジェットでお会いしましょう。


2026/02/21

【BTTF40周年】デロリアンの「タイムサーキット」が置時計に!Gakkenムック本を開封&レビュー(辛口?)

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットのなおです。

映画ファンなら誰もが知る名作SF「バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)」。

1985年の公開から、なんと2025年で40周年を迎えました!記念上映やグッズ販売など、ファンにはたまらないイベントが目白押しでしたね。

そんな40周年記念アイテムの一つとして、あるアイテムが発売されているのをご存知でしょうか?

そう、デロリアンに搭載されていた「タイムサーキット」です!


劇中でドク(エメット・ブラウン博士)がタイムトラベルの日時を入力していたあのパネルが、なんと実用的な置時計としてGakken(学研)より販売されました。

今回は、1ファンとしての期待と、ガジェット好きとしての視点の両方から、忖度なしの開封レビューをお届けします。


商品概要:書籍扱いのガジェット?

商品名:タイムサーキット置時計(Gakken)

定価:4,900円(税抜)

入手経路:Amazon(2025年10月予約分)

形式:ムック本(ISBNコードあり)


外観は付録付きのムック本といった感じで、書籍コーナーに置かれるタイプのパッケージですね。かなり厳重に梱包されています。


開封:あの「スポーツ年鑑」が?!

箱を開けてまず目に飛び込んできたのが、映画『PART2』でキーアイテムとなった「スポーツ年鑑(GRAY'S SPORTS ALMANAC)」そっくりの冊子です!

表紙にはPART1のラストでドクが放った名台詞「WE DON'T NEED ROADS(道などいらん)」の文字も。

中身は残念ながら……いえ、当然ながら、いかがわしい雑誌『Oh!LaLa』ではありませんでした(笑)。「あらら?」と言いたかったところですが、中身は映画に関連した資料やイベントレポートになっています。

ちなみに、この冊子は本体のブックカバーとしても機能する仕様。これはファン心をくすぐる高いポイントですね。


本体スペックと外観チェック

さっそく本体を見ていきましょう。

第一印象は「意外にコンパクト」。


素材:プラスチック筐体

寸法(約):幅18.8cm × 高さ11.3cm × 奥行き4cm

重量(約):248g

電源:USB Type-C または 単3電池×3本


正面の文字などは劇中同様の印刷が施されていますが、側面の突起は装飾です。

設定ボタンやType-Cポートは背面に集約されています。ケーブルは付属していないので別途用意が必要です。

背面の蓋を開けると電池ボックスがあり、単3電池3本でも駆動します。40周年ロゴが入っているのが細かいですね。


いざ点灯!あの時間を再現してみた

Type-Cケーブルを接続して電源を入れてみました。

数字が光ると、一気にタイムマシンの雰囲気が出ますね!

せっかくなので、表示時刻を劇中の設定に合わせてみました。


Destination Time(目的時間):マーティが過去へ行った時間

Present Time(現在時間):いま撮影している現実の時間

Last Time Departed(出発時間):ツイン・パインズモールからタイムトラベルした時間

ちなみに、個人的な疑問なのですが、Last Time Departedには『PART2』で老人ビフがタイムマシンを悪用した時間が記録されていたはずですが……ドクとマーティは1985年に戻るときに気づかなかったんでしょうか?

こんなに目立つのにw。


正直レビュー:気になった点と良かった点

BTTFが大好きだからこそ、少し厳しめにチェックしてみました。


気になった点(デメリット)

質感の再現度

「MONTH」「DAY」などのラベル部分は、劇中のようなダイモ(dymo)テープ特有のエンボス加工(立体感)が欲しかったところ。フラットなプラスチック印刷なので少しチープに見えます。

ディスプレイの視認性

デジタル表示の光量がやや弱く、視野角も狭めです。明るい部屋だとあまり目立ちません。電池駆動だとさらに暗くなり、点灯時間も15秒ほどに制限されます。

ギミック不足

音は一切出ません。劇中のようなテンキーの入力音やBEEP音が鳴れば最高だったのですが……。

冊子の内容

書籍扱いにするための冊子ですが、ページ数が少なく、読み物としてはもうひと捻り欲しかったのが正直な感想です。


良かった点(メリット)

デザイン性:デスクに置くだけで映画の世界観に浸れるデザイン。

パッケージ:スポーツ年鑑風のカバーはナイスアイデア。

価格:約5,000円で公式ライセンスのタイムサーキットが手に入ると考えれば、コスパは悪くない…かも。



まとめ:5000円で買える「夢」

細かい部分で「もっとこうだったらいいのに」という要望はありますが、40周年という記念すべき年に、デスクトップに飾れるタイムサーキットが手に入る。それだけでも約5,000円の価値はあるのではないかと思いました。

これが何かわからない方は、ぜひAmazonプライムビデオなどで映画本編を見てみてください。SF映画の金字塔、見終わった頃にはきっとこの時計が欲しくなっているはずです。


それでは、また未来のガジェットでお会いしましょう。

「あるいは過去で…」


2026/02/14

Kodak Charmera(チャーメラ)がついに手に入った!超小型トイカメラの実力と作例比較

 みなさんこんにちは。

ガジェットバジェットの「なお」です。

突然ですが、みなさんは「トイカメラ」って使いますか?

スマホできれいに撮るのももちろん良いですが、ちょっとした日常を“ゆるく”、“味のある雰囲気”で残せるのがトイカメラの魅力なんですよね。

以前、3COINS(スリコ)のトイカメラをご紹介しましたが、今回はずっと探していてやっと手に入れた、話題のアイテムをご紹介します。

その名も、「Kodak Charmera(コダック チャーメラ)」です。

「チャルメラ?ラーメン?」なんて空耳しそうですが、あのKodak(コダック)ブランドを冠した、超小型のかわいいカメラなんです。

動画でも詳しくレビューしているので、映像でサイズ感や作例を見たい方はぜひYouTubeもチェックしてみてくださいね!


Kodakブランドなのに「トイカメラ」?その背景

まず、カメラ好きの方なら気になる「Kodak」の名前について少し解説します。

米イーストマン・コダック(Eastman Kodak)社は、かつて世界で初めてデジタルカメラを開発した名門企業でしたが、2012年の経営破綻に伴い、自社でのカメラ製造・販売から撤退しています。

そのため、現在市場に出回っている「Kodak」ブランドのカメラは、ライセンスを受けた他メーカーが製造・販売しているものになります。

この「Charmera(チャーメラ)」もその一つで、RETO Production Limitedという中国のメーカーが製造し、Kodakのブランドライセンスを受けて販売している製品です。


入手困難だった理由と「ブラインドボックス」の魔力

このカメラ、2025年秋頃の発売以来、ずっと在庫切れでなかなか買えなかったんです。

その人気の理由は、レトロで可愛い見た目と極小サイズに加え、「どのデザインが出てくるかわからない」という販売手法にあります。

いわゆるブラインドボックス形式で販売されており、デザインは全6種類 + シークレット。

中身が見えないからこそ、「何が出るかな?」というワクワク感があるんですよね。

いざ開封!デザインと付属品チェック

今回は運試しも兼ねて、2つ購入してみました。

外箱からしてKodakらしい黄色とレトロなデザインで、カメラ好きにはたまりません。


〇 開封

1つ目を開けてみると……製品紹介カードと同じデザインの個体が出てきました!

そして2つ目は……おっ、被らずに別の可愛いデザインが出ました!よかった!

ちなみに、シークレットはスケルトン(透明)仕様らしいですよ。当たった人はラッキーですね。

付属品と外観

箱の中身は以下の通りです。

・ カメラ本体

・ 専用キーチェーン

・ USB Type-A to Type-C ケーブル

・ リーフレット / 製品紹介カード(QRコードからマニュアルへアクセス可能)

本体は想像以上に小さいです。

キーチェーンをつけてカバンにぶら下げていたら、まさかこれが本当に撮れるカメラだとは誰も思わないでしょう。おもちゃやアクセサリーにしか見えません。

それなのに、ちゃんと以下の機能が詰め込まれています。

・ 背面:液晶画面、操作ボタン

・ 底面:microSDカードスロット、Type-Cポート、リセットボタン

・ 正面:レンズ、フラッシュ、光学ファインダー

・ 上面:電源ボタン、シャッターボタン、充電LED

・ 側面:スピーカー穴

3COINSのトイカメラと並べると半分くらいの大きさに見えますし、超小型トイデジの代名詞「Pieni2」と比べると液晶がある分大きく見えますが、それでも十分すぎるコンパクトさです。


〇 スペック詳細:160万画素のエモさ

さて、肝心のスペックを見ていきましょう。

現代のハイスペックなカメラとは真逆を行く、トイカメラならではの仕様です。

基本スペック

・ イメージセンサー: 1/4インチ CMOS

・ レンズ: 35mm F2.4(固定)

・ 画素数: 160万画素(解像度 1440 x 1080)

・ 動画: AVIフォーマット / 30fps

・ ストレージ: microSDカード(最大128GBまで対応)

・ バッテリー: 200mAh(充電式)

・ インターフェース: USB Type-C

・ サイズ: 58(W) x 24.5(H) x 20(D) mm

・ 重量: 約30g

注目ポイント

1. 160万画素という選択

私が1999年に初めて買ったデジカメ「Fuji FinePix500」が150万画素でした。

当時はそれが最先端でしたが、今やそれがキーホルダーサイズに収まっていると思うと感慨深いです。

高画質ではありませんが、この画素数だからこその「粗さ」が味になります。

2. フラッシュ搭載

このサイズで一応オートフラッシュがついています。光量は期待できませんが、ちょっと光るギミックがあるだけでも楽しいですね。

3. OTG(USB On-The-Go)対応

これが地味に便利です。対応ケーブルがあれば、PCを使わずにスマホへ直接データを転送できます。

撮ってすぐ友達にシェアしたい時に重宝しますね。


〇 作例比較:スリコ vs Pieni2 vs チャーメラ

実際に撮影してみました。

操作はシンプルで、電源を入れてシャッターを押すだけ。起動音やシャッター音もしっかり鳴るので「撮ってる感」があります。

今回は、①Pieni2、②3COINS(スリコ)トイカメラ、③Kodak Charmera の3台で撮り比べてみました。

(被写体・光量は同じ条件です)

比較結果

・ Kodak Charmera:

3機種の中で最も明るく、色味もきれいです。ただし、明るい部分は白飛びしやすい傾向があります。フィルム写真のような日付スタンプを入れたり、フィルターで遊べるのも楽しい点です。

・ 3COINSトイカメラ:

明るさは適正に近いですが、全体的に黄色っぽく、画像が粗めです。

・ Pieni2:

全体的に暗め(アンダー)に写ります。ただ、黒の締まりは一番きれいなので、モノクロ撮影には向いているかもしれません。また、レンズの歪み(方眼が縦に伸びるなど)も見られました。

〇 まとめ:日常を「ちょっと特別」にするカメラ

使ってみて感じたのは、Kodak Charmeraは「写真を撮る楽しさ」を再確認させてくれるカメラだということです。

良かった点

・ とにかく軽くて小さいので、散歩や旅行に気軽に持ち出せる

・ 液晶画面がついているので、構図を確認しながら撮れる(Pieni2にはないメリット)

・ 編集ソフトなしで、フィルム風の粗めでエモい写真が撮れる

高性能ではありませんが、だからこそ気を張らずに日常をパチパチ切り取ることができます。

カメラ初心者の方の「まずは遊んでみたい」というニーズにはぴったりですし、普段重たい機材を使っている熟練者の方にも、サブカメラとしておすすめです。


〇【重要】購入時の注意点

人気商品のため、海外通販サイトやフリマアプリでは「そっくりな偽物」も出回っているようです。

購入の際は、正規品かどうかをしっかり確認してくださいね。

みなさんも、ポケットにCharmeraを忍ばせて、日常を撮影してみませんか?

それではまた、次のガジェットでお会いしましょう!


2026/02/07

【周辺機器】1200Wのドライヤーが動く!?小型なのに"デキる"ポタ電 BLUETTI AORA30V2

 みなさんこんにちは。ガジェットバジェットの「なお」です。

今回はポータブル電源「BLUETTI AORA 30 V2」の実機レビューをお届けします。

ガジェット好きの方ならモバイルバッテリーは必需品だと思いますが、最近ではその一回り大きな「ポータブル電源」も注目されていますよね。

デイキャンプや車中泊、そして災害時の備えとしても一台あると非常に心強いアイテムです。

でも、「スペック表を見ても専門用語ばかりで何を買えばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか? 「V(ボルト)」「A(アンペア)」「Wh(ワットアワー)」……まるで理科の授業みたいで頭が痛くなりますよね。

そこで本記事では、私が実際に購入したBLUETTI製品をレビューしながら、いまさら聞けない「電気の基礎知識」や「ポータブル電源の選び方」についても分かりやすく解説していきます。

動画版もあわせてご覧いただくとより分かりやすいかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。


BLUETTI AORA 30 V2 開封レビュー

今回Amazonで購入したのは、BLUETTIの「AORA 30 V2」(ソーラーパネルなしモデル)。カラーはブルーを選びました。 まずは付属品と本体の外観からチェックしていきましょう。

付属品のチェック

箱を開けると、以下の付属品が入っていました。

シガーソケット充電ケーブル: 車のシガーソケットから本体を充電するためのケーブルです。 

アース線固定用ネジ: アース接続用ですね。 

AC電源ケーブル: 太くてしっかりした作りで安心感があります。 

取扱説明書・保証書: 日本語マニュアルも付属しています。

本体デザインとポート類

本体サイズは幅250mm × 高さ167mm × 奥行き178mm、重量は約4.3kg。コンパクトで持ち運びしやすいサイズ感です。

正面(出力・操作部)

・ DC入力ポート(充電用) 

・ DC出力ポート(DC5521) 

・ 操作ボタン(DC / 電源 / AC) 

・ AC電源コンセント(定格600Wまで) 

・ USBポート(Type-C、Type-A)

側面・背面 

・ 右側面:アース端子、AC入力ポート 

・ 左側面:排熱用通気口 

・ 背面:スペック表記のみ

シンプルで分かりやすい配置になっています。底面にはゴム足があり、安定感も良好です。


いまさら聞けない「電気の基礎知識」

ポータブル電源を選ぶ際、スペック表の数字をどう読めばいいのか。ここでは**「水」**に例えて解説します。

1. バッテリー容量(Wh)= バケツの大きさ

まず、この製品の容量は288Whです。 「Wh(ワットアワー)」は、「どれだけの電気を貯めておけるか」を表す単位で、水で言うなら「バケツの大きさ」です。

288Whの意味 「288Wのパワーを1時間(1h)出し続けられる量」という意味です。

実際にどれくらい使えるの? 

例えば、消費電力100Wの液晶テレビを使う場合: 

 288Wh ÷ 100W = 約2.88時間

スマホ(約5000mAh / 3.7V ≒ 18.5Wh)を充電する場合: 

 288Wh ÷ 18.5Wh = 約15.6回

※実際には、電気を取り出す際の変換ロス(熱など)が発生するため、スペック値の7~8割程度(スマホなら12~13回分)が実用的な目安になります。

この容量はデイキャンプや日帰りの利用には最適ですが、数日間の停電や長期のキャンプだと少し心許ないかもしれません。容量が大きくなるほど長時間使えますが、その分本体も重く、価格も高くなります。

2. 出力(W)= 水の勢い × 水量

次に重要なのが「出力」です。 この製品のAC出力は「100V・6A、合計600W」と記載されています。

V(ボルト): 電圧。水を押し出す「水圧」です(家庭用コンセントは100V)。 

A(アンペア): 電流。ホースを流れる「水量」です。 

W(ワット): 電力。水圧×水量で決まる「仕事量(パワー)」です。

計算式 

・ V(電圧)× A(電流)= W(電力) 

・ 今回の場合:100V × 6A = 600W

つまり、このポータブル電源は「合計600Wまでの家電なら動かせますよ」ということです。 自分の使いたい家電の「消費電力(W)」を確認し、この数値に収まるかどうかを見ることが選定の第一歩です。


注目機能「電力リフト」を試す

通常、定格出力600Wのポータブル電源では、1200Wのドライヤーや1000Wの電気ケトルは動きません。安全装置が働いて止まってしまいます。

しかし、このAORA 30 V2には「電力リフト機能」が搭載されています。 これは、電圧を下げることで消費電力を無理やり抑え込み、最大1500Wまでの家電を動作させる機能です。

実験:1200Wのドライヤーは動くのか?

実際にターボモード(1200W)のドライヤーを接続してみました。

結果 

・ ちゃんと動きました! 

・ ただし、液晶表示は「490W」前後で推移。

解説 本来1200W必要なところを、電圧調整によって600W以下に抑え込んで動作させています。そのため、ドライヤーの風量は少し弱くなり、電気ケトルならお湯が沸くのに時間がかかります。

しかし、災害時などの非常時に「動かない」のと「弱くても動く」のでは天と地ほどの差があります。 小型ポータブル電源で高出力家電を動かせるこの機能は、万が一の備えとして非常に優秀だと言えます。 (※精密機器や電圧変化に弱い家電には使用できないのでご注意ください)


まとめ:ポータブル電源選びのポイント

今回は「BLUETTI AORA 30 V2」のレビューと共に、基礎知識をおさらいしました。 これからポータブル電源を購入される方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

  1. バッテリーの種類: 安全性が高く長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」がおすすめ。
  2. 安全性: PSEマークの有無を必ず確認しましょう。
  3. 容量と重量のバランス: 容量が大きいほど重くなります。用途に合わせて選びましょう。
  4. 出力(W数): 使いたい家電が動くか確認しましょう。
  5. 電力リフト機能: 本体の定格出力を超える家電を使いたい場合に便利です。

今回私が購入したモデルは小型ですが、電力リフト機能のおかげで幅広い家電に対応でき、持ち運びもしやすいので非常に満足しています。

製品の詳細は以下のリンクからチェックしてみてください。 それでは、また次回のガジェットレビューでお会いしましょう!



「LETSHUOER S12 Pro」圧倒的な解像感!平面駆動型イヤホンの大定番を徹底検証

 みなさんこんにちは。 ガジェットバジェットの、なおです。 今回はイヤホン好きなら一度は憧れる「平面駆動型ドライバー」にフォーカスを当てて深掘りしていきたいと思います。 平面駆動型といえば、あの繊細で圧倒的な解像感が魅力ですが、「高い」「鳴らしにくい」といったイメージを持っていま...