みなさんこんにちは。
ガジェットバジェットの、なおです。
“オープンイヤー=ながら聴き専用”という常識を良い意味で裏切ってくれたのが、EarFunのイヤーカフ型「EarFun Clip」。1万円以下でLDAC対応、ハイレゾワイヤレス認証、さらにVGP2025 Summer受賞と話題性は十分。前回レビューした3COINS(スリコ)のイヤーカフと比べつつ、開封から設定、音質、使い勝手、注意点までまとめてレビューします。
動画をぜひ、ご覧ください。
この記事のポイント
- 1万円以下でLDAC&ハイレゾワイヤレス認証、VGP2025 Summer受賞という実力派
- 物理ボタン+イヤーカフ構造で“ながら聴き”と快適操作を両立
- LDACの有効化にはアプリ必須。マルチポイントと排他なので用途に応じて切替
- オープン型にしては低域がしっかり、全体はバランス良く聴き疲れしにくい
- 注意は音漏れと、LDAC利用時のバッテリー持ち(体感で短くなる傾向)
〇 EarFun Clip とは
- イヤーカフ型(耳を塞がないオープンイヤー)の完全ワイヤレス。
- LDAC対応、ハイレゾワイヤレス認証、VGP2025 Summer受賞。
- 同社のEarFun Air Pro 4はVGP2025金賞も受賞しており、音質面の評価は高め。
- 販売ページなどで「Bluetooth 6.0」という表記を見かけることがありますが、現行の規格は5.x系が一般的ではないんでしたっけ…?
〇 開封&外観
- 購入先:Amazon(自費購入)。
- 付属品:USB Type-A to Cケーブル(短め)、マニュアル(日本語対応)、保証カード。
- 充電ケース:卵サイズ程度、質感は上品で高級感あり。収納はマグネットでカチッと吸着。
- 本体左右:リングのカラーで識別しやすい(R=赤、L=シルバー)。
- 重量(手元計測):ケース込み 約52g/片耳 約6g。手計測のため誤差はご容赦ください。
〇 主要スペック(把握できた範囲)
- ドライバー:10.8mm(カーボン系素材とされる)※メーカー表記に依存
- 防塵防水:IP55(生活防水・汗や雨に配慮)
- コーデック:SBC/AAC/LDAC
- 機能:アプリ対応、EQ、マルチポイント(デュアル接続モード)
- 備考:LDAC使用時はバッテリー持ちが体感で短くなります(一般的傾向として)。「半分」などの定量は使用条件で大きく変わるため参考値扱い。
〇 セットアップ&LDACの有効化(重要)
LDACで聴くには、公式アプリの導入と設定が必須です。
- アプリをインストールして本体をペアリング。
- 設定で「デュアル接続モード(マルチポイント)」をOFFにする。
- LDACを有効化(イヤホンが再起動)。
- Androidは開発者向け設定などでコーデックがLDACになっているか確認。
- EQやボタン設定もアプリから調整可能。
注意:LDACとマルチポイントは排他。用途に応じて切り替えましょう。
〇 エージング&試聴環境
- エージング:22~23時間ほど実施(任意。効果は環境や感じ方によります)。
- 試聴ソース(例):
モンスターハンター 英雄の証(24bit/96kHz)
ポール・モーリア 恋はみずいろ(24bit/176kHz)
攻殻機動隊 O.S.T Inner Universe(24bit/96kHz)。
- 端末:Android。コーデックはLDACで固定して試聴。
〇 音質レビュー(主観)
- 全体傾向:バランス良好で解像感もしっかり。オープン型としては驚きのクオリティ。
- 低域:量感は十分で輪郭が明瞭。超重低音ゴリゴリ派は物足りる可能性あり。
- 中域:クリアでボーカルが聴きやすい。情報量もしっかり。
- 高域:強すぎず弱すぎず。刺さりにくいチューニングで長時間でも疲れにくい。
- 音場・分離:開放的な装着に合った自然な広がり。楽器分離も優秀。
- 遅延:動画視聴では特に気にならないレベル(ゲームのシビアな用途は個人差あり)。
- 補足:気になる帯域はアプリのEQで微調整が効きます。
〇 装着感・使い勝手
- フィット:イヤーカフなのに締め付け感が少なく、ホールドは十分。
- 長時間使用:半日以上つけっぱなしでも痛みや煩わしさは感じにくかった。
- 眼鏡との相性:干渉しにくく実用的。
- 操作:物理ボタンで誤操作が少ない。
- 外音取り込み:耳をふさがないため周囲の音が自然に聞こえ、安全性と両立。
〇 気になった点・注意事項
- 音漏れ:構造上ゼロにはできません。静かな場所では音量配慮を。
- LDACとマルチポイント:同時利用不可。アプリで切替が必要。
- バッテリー持ち:LDAC使用時は体感で短くなります(再生条件で変動)。
- 仕様表記:一部販売ページの「Bluetooth 6.0?」は誤記の可能性大(推測)。実用上の問題は感じませんでした。
〇 スリコのイヤーカフと比べて
- スリコ:安価で“ながら聴き入門”として優秀。ただし音楽鑑賞の満足度は目的次第。
- EarFun Clip:音質は明らかに一段上。LDAC対応とチューニングの良さ、操作性、装着感の総合バランスで優位。
- 結論:音楽をしっかり楽しみたい“ながら聴き”派はEarFun Clipを選ぶ価値あり。
〇 こんな人におすすめ/向かないかも
おすすめ
- 外音を自然に取り込みつつ高音質で聴きたい
- 長時間装着の快適さと操作性(物理ボタン)を重視
- 1万円前後でコスパの良いオープンイヤーを探している
- テレワークや家事、屋外移動での“ながら聴き”が多い
向かないかも
- 極端な重低音や完全な遮音を求める
- 常時マルチポイントと高音質コーデックを同時に使いたい
〇 まとめ
見た目はおしゃれ、装着は快適、そして音は想像以上。オープンイヤーの“ながら聴き”と、音楽鑑賞としての満足度を高いレベルで両立させた一台でした。VGP受賞も納得の完成度。スリコでイヤーカフの良さを知った人が「次の一歩」を踏み出す先として、とても良い選択肢だと思います。LDACで“ながら聴き”、ぜひ体験してみてください。


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