「えっ、こんな音が出ていいの? この値段で…?」
思わずそんな声が漏れてしまうほどのイヤホンに出会ってしまいました。
こんにちは!「ガジェットバジェット」の、なおです。
今回は、約4,000円という価格ながら、高級機にも採用される**「骨伝導ドライバー」**を搭載した中華イヤホン「KBEAR KB02」をレビューします。
筆者が愛用する25,000円の骨伝導イヤホンと比較しながら、その実力に迫ります。「安かろう悪かろう」の世界とは無縁の、驚くべきサウンドがここにありました。
きっかけは愛機「BQEYZ Wind」
レビューの前に、少しだけ私のイヤホン環境についてお話しします。私が普段から愛用しているのが、BQEYZの「Wind」という有線イヤホンです。2024年頃に約25,000円で購入しました。
このイヤホンの最大の特徴は、中低音域に「骨伝導ドライバー」が使われていること。骨伝導ならではの濃厚でこってりとした中低音がたまらなく好みで、少し重く長時間の使用は疲れるものの、その唯一無二のサウンドに惚れ込んで使っています。
▼BQEYZ Wind スペック
ドライバー: ダイナミックドライバー+コイル式骨伝導ドライバー
再生周波数帯域: 5~40,000Hz
感度: 113dB
インピーダンス: 38Ω
ケーブル: 0.78mm 2Pin(リケーブル対応)
そんな中、同じく「骨伝導ユニット」を搭載しながら、価格がWindの約1/5というイヤホンを見つけてしまったのです。それが今回レビューする「KBEAR KB02」でした。
これはもう、聴いてみるしかない。そう思い、早速購入してみました。
「KBEAR KB02」開封レビュー
Amazon.co.jpで購入。箱も綺麗で、スペックが日本語で書かれているのは安心感がありますね。
開封すると、ラメ入りの樹脂フェイスが美しい本体がスポンジにしっかりと固定されていました。価格を考えれば、ビルドクオリティは非常に高いと言えるでしょう。
▼付属品一覧
イヤホン本体
無酸素銅ケーブル (0.78mm 2pin / 3.5mmプラグ)
イヤーピース (3種3サイズ)
説明書 (中・英)
付属ケーブルは少し細めで頼りない印象も受けますが、後述する**「リケーブル」に対応**しているため、自分好みにカスタマイズが可能です。
スペック比較:低価格ながら侮れない構成
ここで、KBEAR KB02のスペックを見ていきましょう。
▼KBEAR KB02 スペック
ドライバー: ダイナミックドライバー+骨伝導ユニット
再生周波数帯域: 20Hz~20000Hz
インピーダンス: 40Ω
感度: 108 dB
ハウジング素材: 樹脂製
ケーブル: 0.78mm 2Pin(リケーブル対応)
再生周波数帯域はハイレゾ非対応の一般的な範囲ですが、注目すべきはインピーダンスが40Ωとかなり高い点。このイヤホンの性能をしっかり引き出すには、スマートフォン直挿しよりも、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)やヘッドホンアンプを用意するのがおすすめです。
衝撃のサウンドレビュー:4,000円の音質とは信じがたい
今回はPCにDAC「NICEHCK NS1」を接続し、以下のロスレス音源で試聴しました。
▼試聴曲
RISA/紅蓮華
T-SQUARE/TRUTH
ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」から「春」
音源を再生して数秒。思わず「おっ!」と声が出ました。
私の評価は以下の通りです。
※ 個人的な感想です。参考程度にお考えください。
デザイン・質感 :★★★★☆
装用感 :★★★☆☆
高音域(金属系音) :★★★☆☆
中音域(声、ボーカル) :★★★☆☆
低音域(ベース音) :★★★★☆
ノイズキャンセリング :機能なし・
コスト/パフォーマンス :★★★★☆
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おすすめ度 :★★★★☆
音の傾向: ややドンシャリ傾向だが、全体のバランスは非常に良い。
定位感: 各楽器やボーカルの位置がはっきりとわかる。
ボーカル: 他の音に埋もれることなく、透明感があり、息遣いまで聞き取れる。
高音域: ハイハットやシンバルが小気味よく刺さらない。
低音域: 骨伝導の効果か、もったりせずにクリアで輪郭がはっきりしている。
正直、少し呆気に取られてしまいました。「この価格で、本当にこんな音が出てしまっていいのか…」と。ハイレゾ非対応ではありますが、日常的に音楽を楽しむには十分すぎるほどのクオリティです。
【ステップアップ】リケーブルで真価を発揮。その面白さとは?
KBEAR KB02の魅力は、そのままでも素晴らしい音質だけではありません。「リケーブル」に対応しているため、ケーブルを交換してさらなる音質の変化を楽しめるのです。
リケーブルを行うには、イヤホン本体側とプレイヤー側の端子の規格を合わせる必要があります。
イヤホン側: MMCX、2pin、QDCなど
プレイヤー側: 3.5mm、2.5mm、4.4mmなど
KB02は「0.78mmの2pin」という、中華イヤホンで広く採用されている規格です。
ケーブル交換で音が覚醒!
今回は手持ちのケーブル「NICEHCK IcyMoon」(4.4mmバランス接続)に交換して聴いてみました。
※本来は同じDACで比較すべきですが、機材の都合上、別のDACを使用しています。
結果から言うと、このイヤホンはリケーブルで本領を発揮します。
より高音と低音が際立ち、バランス接続の効果で音像がさらにシャープになりました。付属ケーブルでも十分な実力ですが、リケーブル後のサウンドは、もはや4,000円のイヤホンが鳴らしている音とは信じられません。
ケーブルの材質や太さで音が変わる。まるで味変のように何通りもの音を楽しめるのが、リケーブル可能な有線イヤホンの醍醐味です。
まとめ:最高の「音楽と向き合う時間」をくれるイヤホン
手軽なBluetoothイヤホンが主流の今、あえて有線イヤホンを選ぶ理由。それは、じっくりと音楽そのものに向き合う、豊かな時間を与えてくれるからかもしれません。
今回レビューした「KBEAR KB02」は、
・4,000円とは思えない驚異的なサウンドクオリティ
・骨伝導ドライバーがもたらすクリアでパワフルな音
・リケーブルによる無限のカスタマイズ性
これらを兼ね備えた、まさに「価格破壊」の一台でした。
「これから有線イヤホンの世界に足を踏み入れたい」という初心者の方の最初の1台として、また、「面白いイヤホンを探している」という中級者以上の方のサブ機としても、心からおすすめできます。
この衝撃のサウンド体験、ぜひあなたの耳で確かめてみてください。



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